太陽の涙

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2006年 01月 29日

日本人の買い物欲

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本日は、話がなが〜くなっちゃうから、
「そんな時間あるもんか」
と思われる方は、スルーしちゃって下さいね。




何について長々と話すのかってーと。

タイトルの如く、「日本人の買い物欲」についてです。
ニューヨークに居た時、
親しくなった男の人に、こんな事を聞かれた。

「日本人の女の子は、
どうしてそんなに買い物をするの?
どうしてそんなに服装にこだわるの?」

そう質問した彼は、いつもよれよれの服を着ていた。
一見しただけでは、ウォール街に会社を構える経営者だと
どうして分かるだろうか、という出で立ち。

この時、私は何も答えられなかった。
どうしてなのか分からなかったし、
たとえ「どうして」が分かったとしても
それを説明するための英語力がなかった。

そもそも、彼に指摘されるまで、
自分も含め、日本人、特に日本人女性の
物に対する欲がそれ程までにあるとは気付かなかった。

その後、彼に聞かれた事を私なりに色々考えてみた。
「いったい、どうしてなのか?」を。

以下に挙げるのは、私なりに出した答えです。

① 物質的な“物”を得る事以外に、自分を満たす方法を知らない

例えば。
焼きたてのバゲットをかじるときの喜び。
1人、コーヒーの香りに包まれて読書をする時の静けさ。
誰もいない海辺を歩く独占感。
気のあう友人との心地いい会話。
見ず知らずの人と会話を始める刺激。
バーにジャズの生演奏を聴きに行く高揚感。

私達日本人は、“時間を買う”という概念がない様に思う。
そして残念な事に満足のいく時間を
手に入れる場所が日本には少ない。
(↑これは、極めて私的な意見です、ハイ…。)

物で心を満たさなくても、有意義な時間で心が満ち足りれば、
人は物に執着しなくなる。
ただ、
価値ある時間で心を満たすには、
自分自身が成熟しなければならない。


② 自分の意思と言うより、皆が持っているから自分も買う

例えば、練習しないピアノに乗らない車、
給料に見合わないブランド品や使いこなせない最新の家電。
それらは、自分にとって本当に必要な物なのか。

日本にいると、良くも悪くも考えなくていい事が沢山ある。
日本人は、
皆と同じ物を持っていれば安心。
皆と同じ格好をしていれば大丈夫。
皆が新しい物を買うから、自分も買う。
だから、
自分にとってそれが本当に必要かどうかなんて
考える必要がないのだ。

以上を要約すると、
考えないから大人になりきれない。
大人になりきれないから、
安易な方法で自分を満たそうとする。

勿論、そう言う人達ばかりじゃない。
でも、大人になりきれない人が圧倒的に多いのは確かだ。
故に外国人の目には、日本人の物欲が異様に映るのだろう。

「ファイトクラブ」という映画を覚えているだろうか。
あの映画には、
物に縛られている私達をあざけ笑うかの様な
強烈なメッセージが込められていた。

概して物欲とは、日本人に限った事ではないのだろう。

私は、買い物を楽しむ事が悪い事だと思わない。
それでも身丈に合わない買い方をするのは、
やっぱり滑稽だと思う。


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なんつって、偉そうな事いっちゃってるけど、
私も買い物は好きさ。
でも、昔みたいな買い方はしなくなったかな。
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by tearsofthesun | 2006-01-29 01:30 | 勝手にマイphilosophy


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